パソコン内職を始める前に
パソコン内職といってもいろんな種類のお仕事がありますし、その請負い方も様々です。
ですので副業としてパソコン内職を始められる方には、就職雑誌や求人情報誌、大手ビジネスマッチングサイトなどを使ってパソコン内職の仕事を探すことをおすすめします。
なぜなら、内職詐欺(在宅ワーク詐欺)という詐欺被害にあう可能性があるからです。
パソコン内職をいくつも実施された経験者の方であれば、契約料や研修費をもとめられたり、通常ありえないことをいわれればすぐにわかると思いますが、初めての方では、そんなものなのかなと思ってしまい詐欺の被害にあってしまいます。
そのあたりも説明していきますので、詐欺の手口を知っていただきパソコン内職でお小遣いを稼いでいただければと思います。
パソコン内職とは
主にパソコンを利用したSOHOと言われる仕事の形態で、スモールオフィス・ホームオフィスともいわれます。
SOHOとはその名前の通り自宅や小さな事務所などで仕事をする人たちのことを指します。
様々な企業(クライアント)が委託したい業務があり、それらをSOHOとして仕事をする方々(SOHOワーカー)へ依頼します。
あとは請け負ったSOHOワーカーの方々が業務を実施して納品するというのが主な仕事の流れとなります。
SOHOワーカーとして働いている方々は「会社に縛られず働きたい」方や、「独立志向の強い方」なんかが多いですが、副業としてパソコン内職を行う方も多いです。
必要なスキルは
パソコン内職としてどんな仕事を行っていくかによりますが、簡単なデータ入力の仕事を行うにしても、最低限エクセルやワードを利用できるスキルは必要となります。
あとは、自分自身がどのような仕事を行っていくかによってスキル内容は変わっていきますので、パソコン内職を行うにあたってはその方向性は考えておいたほうがよいでしょう。
またスキルがあったとしても実績がないとなかなか仕事が決まらなかったりしますので、まずは小さくても実績を残すことが大切になります。
パソコン内職の種類と単価
では、パソコン内職としてどのような仕事があるかというと、一番簡単な仕事としてはデータ入力なんかが上げられます。
その他にも、ライティンングやサイト作成、イラスト作成なんかが上げられます。
- データ入力
- ライティング
- サイト作成、運営
- イラスト作成
その中でも簡単に始められるものとしてはやはりデータ入力でしょうか。
データ入力
企業(クライアント)から、データ入力するファイル(エクセルやワードなど)をもらい、そこへ入力する内容を打ち込んでいく仕事になります。
基本的に入力するデータは企業から送られていきますが、入力内容を集めないといけない場合もあります。
そういった場合はインターネットを利用してデータ収集も行います。
単価の設定は、件数単位であったり、ファイル単位であったりしますが、1円から数十円の間といったところです。
単純なデータ入力であれば単価は安く、データ収集も含めた入力であれば単価は高くなります。
納品は100件単位という場合がほとんどとなります。
ライティング
ライティングも初心者にとっては始めやすいパソコン内職の1つで、企業より指定されたキーワードやジャンルで記事を作成していく仕事になります。
実際は興味のある内容に対して、記事を書いていくのが手っ取り早いのですが、興味のないことでも自分で調べて参加することができるので、知識を増やす意味でもスキルアップできますので初心者にとっては実践する価値のある内職でしょう。
ただし専門的な知識が必要となる場合はいくら調べたからといっても薄っぺらな記事となってしまいますので気をつけましょう。
単価の相場は400字で100円から1000円と幅広く設定されています。当然専門的な知識やスキルが必要となる案件ほど単価が高く設定されています。
納品は1記事だけだったり10記事まとめて納品したりと案件によって様々です。
サイト作成、運営
かなり専門的に知識と実績が求められる仕事となりますのでハードルは高いですが、企業のホームページを作成したりその運営や管理を任される案件となります。
ホームページ作成だけでなく、環境作りも含まれることがありますので、スキルレベルは高いです。
サイト作成の場合は、ページ数やサイトの規模にもよりますが、1ページあたり3万円といったところから、トップページなどのメインコンテンツなどでは7、8万くらいが相場となります。
また、レンタルサーバの取得なんかも含めての依頼となると40万から50万といった高単価となります。
サイトの運営管理の場合は、運営内容にもよりますが、定常的な更新やサーバ管理などであれば月額5000円から数万円といったところです。
基本的には期間での契約が多く、場合によってはトラブル対応も必要となりますので、こちらも専門的な知識とスキルが必須となるでしょう。
イラスト作成
フォトショップやイラストレーターなど画像加工ソフトの経験がある方にはおすすめの内職になります。
仕事内容としては、ホームページで利用するバナー作成から、スマホアプリのアイコンデザイン、LINEのスタンプ作成なんかもあり幅広い案件となっています。
単価もそれに伴い様々で、バナー作成なんかだと3000円ほどからありますし、LINEスタンプ作成なんかでは5000円から5万円ほどとなったりします。
パソコン内職を始めるまで
パソコン内職を利用して副業をするのにおすすめな方はサラリーマンの方やOLの方でしょう。
普段の仕事でパソコンを利用していると思いますので、データ入力の案件であればハードルは低くなりますし、初めての仕事の請負にも抵抗なく始められるかと思います。
パソコン内職の仕事探し
パソコン内職の仕事を探すには、ビジネスマッチングサイトへの登録を行うのが一番早いです。
内職というとどうしても教材やソフト、パソコンの購入といった初期費用を求められることがあり、残念なことですが詐欺の可能性もありますので、まずは完全無料で始めることができるものからスタートしましょう。
簡単そうな案件から始める
副業をするのですから当然たくさんお小遣いを稼ぎたいと考えているかと思います。
実際内職用のサイトへ登録すると、たくさんの案件内容と単価があって比較しながら決めていくことになるのですが、初めから高額案件を請け負うことはおすすめしません。
ポイントサイトでの案件と違い、企業からの仕事になりますので1つ1つに責任が発生しますし、実績を積み上げていきたいので単価は低いですが必ずやり遂げられる簡単な案件から請け負って実績を残していきましょう。
内職詐欺の手口
内職詐欺の主な手口は、金銭的な被害の内容によって2つに分けられます。
1つ目は、内職を請け負うために事前に登録料や契約料、教材やソフトなど何らかの名目で金銭を要求されて、その後仕事が始まると事前に支払った金額に見合わない収入だったり、お金を払った後連絡がとれなくなったりするケース。
2つ目は、仕事をやったにも関わらず、報酬が支払われないというケースです。
支払い期日を過ぎても振り込まれず、そのうち連絡が取れなくなってしまうパターンです。
内職詐欺にあわないために
被害にあわないためには、案件内容と比較して単価が超高額のものは疑いましょう。
楽して稼げる仕事は基本的にありません。
事前に高額な登録料や教材の購入も怪しいので疑いましょう。
あと業者名やURLを事前に調べてみるものいいでしょう。
怪しい業者であれば悪徳業者リストを公開しているサイトに検索で出てくるかもしれません。
あとは安心できるビジネスマッチングサイトを利用しましょう。
きちんとしているビジネスマッチングサイトであれば、利用業者の審査を事前にしっかりしているでしょうし、支払いも事前に確保していたりしますので、報酬の未払いも防げるでしょう。
まとめ
パソコン内職は、副業といっても、知識やスキルが必要だったり、期限があったり、納品物があったりと一般的な仕事と内容はあまり変わらないかもしれません。
ですので、本職で行っていることがそのまま知識やスキルになる方もいますし、パソコン内職を通して自分自身のスキルアップにもつなげることもできます。
また初心者の方でもデータ入力やライティングの案件は請け負いやすいですし、タイピング速度や文章力などが身についていけば簡単な案件でもたくさん請け負うことで月に10万円ほど稼ぐこともできます。
どんなことでも同じですが、考えてばかりで足踏みしているよりは、まずは一歩踏み出すことを念頭にしていきたいところです。